脱毛期間中の紫外線対策、日焼け止めだけで大丈夫?
2014年8月7日
匿名希望 さん ( 26歳 ・ 女性 ) からの質問
レーザー脱毛期間中に紫外線は厳禁だと口コミで見かけます。
夏のように腕や脚を出すシーズンは、日焼け止めを塗るだけでもいいのでしょうか?
答え
まずは、レーザー脱毛期間中の日焼けについてご説明させていただきます。
脱毛後のお肌の状態は、レーザーの熱を受けて赤みを帯びた状態になることがあります。その状態で肌に紫外線を受けてしまうと、メラニンの生成が活発化し、日焼けや色素沈着、シミの原因となる可能性がございます。特に日焼けをして肌表面にメラニンが蓄積してしまいますと、レーザー脱毛を続けることが困難になる場合があります。
と申しますのも、本来はムダ毛の黒色メラニンだけに対して選択的に働いていたレーザーの熱エネルギーが、日焼けしてメラニンの集積した肌全体に吸収されてしまうことで、うまくムダ毛の脱毛できないことがあるからです。
それだけでなく、照射した肌全体でレーザーの熱を吸収し、普段の施術時以上の痛みが走ったり、ひどい場合にはヤケドを引き起こしてしまう可能性があるため大変危険です。そのため、脱毛期間中の日焼け対策は最重要事項となります。
日焼け対策の仕方についてですが、夏場とはいえ、できるだけレーザー照射部位の隠れるような服装が好ましいと思います。日焼け止めクリームを患部に塗るだけでも効果はありますが、衣服に覆われている状態が理想的です。
日焼け止めクリームのご使用も、施術直後のお肌には馴染まない場合があるので少し注意が必要です。特に肌の弱い方や敏感肌の方の場合、施術直後の使用は避けたほうがいいとも言われています。低刺激のものであれば問題なく使用できるという場合もあるようですが、独断でご使用になる前に、必ずクリニックの指示を仰いでいただければと思います。
日焼け止めクリームを塗る際には、ムラなく均一に塗るようにしていただくと、高い日焼け止め効果が得られます。ただし、施術当日などはおそらく入浴NGで、シャワー利用のみが許される状態だと思いますので、塗りすぎにはご注意ください。メーカーや使用成分にもよりますが、シャワーでは落としづらく肌に残ってしまう場合があります。
また、日焼け対策だけでなく、肌の乾燥対策もしっかりと行いましょう。乾燥対策はご自身でお持ちの保湿クリームで十分対策が可能です。お肌にたっぷりと潤いを与えてあげてください。
以上の注意点を守っていただければ、脱毛後はトラブルの無い健康的なお肌の状態を保つことができます。お肌の状態には個人差がございますので、一度カウンセリング等でご自身の肌質を調べてみるとなお良いかと存じます。