1200年前にも脱毛?平安女性のムダ毛処理
2013年2月20日
脱毛と聞くと、最近の美容トレンドのように思いがちですが、過去をさかのぼれば古代に始まった習慣で、日本では平安の女性もムダ毛と格闘していたようです。
平安時代の女性たちは「抜く」派
1200年もすれば美の基準は変わってきます。当時美しいとされていたポイントは白い肌と離れた眉毛。当然ですが実際の眉毛は目のすぐ上にたくさん生えています。これを、平安時代の女性たちはせっせと抜き、1本として残さなかったそうです。その上から白粉(おしろい)を唇まで含めた顔全体にたっぷり塗り、目元から離れた高い位置に左右の感覚を取って眉を描いていたそうです。
平安女性の黒髪はヘアケアも至難の業
ちなみに同じ毛でも頭の毛はというと、当時の美人の条件はストレートのロングヘア。長ければ長いほど美しいとされていたようですが、ヘアケアには想像を絶する手間がかかっていたようです。長すぎるために、髪は洗わず、櫛ですいていましたが、すくのも一苦労だったことでしょう。寝るときには枕元の箱に入れて寝ていたのだそうです。美は一日にしてならず。日々の地道な苦労が下支えしていたようです