医師法に違反する脱毛行為でエステ経営者逮捕
2013年5月3日
医師免許を持たずに医療行為に該当する脱毛治療を施術したとして、大阪府警によりエステサロン経営者が逮捕されました。
無資格でレーザー脱毛機による医療行為をした疑い
大阪府警は2012年3月、大阪市北区茶屋町にあるエステサロン経営会社「エアフール」社長の吉川理恵容疑者(34)、エアフール梅田店店長および従業員1名、計3名を医師法違反(無資格医業)の疑いで逮捕したと発表しました。同署生活環境課の調べによると、3人は2011年7月、医師の資格がないにも関わらず、エアフール梅田店で20代の女性患者に対し、レーザー光線を当てた脱毛治療行為をした疑いがあるそうです。
やけど患者の知人による通報で発覚
同店で施術をされた女性患者は左腕にやけどを負い、それを見た知人が大阪府警曽根崎署に相談したことから事件が発覚しました。大阪府警は2012年2月、医師法違反容疑で会社などを家宅捜索を行い逮捕に至ったそうです。経営社である吉川容疑者は、患者にやけどを負わせた事実は認めているものの、治療行為に関しては「店の脱毛機では、毛乳頭を破壊する脱毛を行っていないため医師法違反ではない」と容疑を否認する供述をしているとのことです。
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(2012/03/21 朝日新聞デジタル)